皆さんは人と話をしているときに「顔に書いてあるよ」という言葉を口にしたり、耳にしたりしたことはありますか。
話しているときの声のトーンや、顔の表情、態度など全体の雰囲気から相手の気持ちや考えを読み取れたときに、そんな言葉を使うことがあると思います。
私は、考えていることが顔に出やすいので、表情には特に気を付けています。
ある時、活動中の撮影をしていたくろすけが「にっしー、良い笑顔してるね!」と言ってくれたことがありました。
子どもキャンプに関わって2年目という経験の浅い私は、まだ上手な言葉かけができていない時がありました。それでも、子どもたちの前では、一緒になって楽しみ、笑顔を忘れないようにしようと意識していた時だったので、この言葉はとてもうれしかったのを覚えています。
子どもたちと一緒にいる時間が長いキャンプでは、表情や態度もよく観ています。それは、その時の体調や、気持ちを知るためのヒントになるからです。
大切なお子様を預かっているので、安全を管理するうえでは当然のことです。
そんな中、子どもたちも私のことをよく見ていることに気がつくことがあります。
たとえば、クイズを出して子どもたちが答えを言うと、不正解なのに正解かと思わせるよう「おっ!」という反応をして惑わせようとしますが、顔に出ていたようで、すぐに「あー、違うな」と私を見て察してしまうことがあります。
また、他のスタッフとアイコンタクトして合図を送りあっていると、それに気付いた子が「いま、〇〇と目で話してたでしょ」と言われたこともあります。
そんな時に、よく見てるなぁと感じます。
誰でも、同じ空間にいる人の機嫌が悪ければピリピリした空気になり、顔色が悪い人がいれば大丈夫かなと心配してしまうと思います。
せっかく楽しいことを一緒に共有していても、スタッフが楽しんでいなかったり、疲れた顔をしたりしていると、子どもたちも素直に楽しめなくなってしまいます。
そうならないためにも、自信を持って楽しいことを実施しているという気持ちと、自分自身も楽しむことが大事だと思っています。そうすることで私の笑顔が子どもたちにも伝わり、笑顔の連鎖が生まれる嬉しいこともおきます。
これからも楽しいプログラムを実施していくとともに、自分自身が子どもたちに負けないくらい楽しんで、飛び切りの笑顔を見せていきたいと思っています。
リレーブログ『子どもたちと関わるとき大切にしていること』
5.浅田「裸の心」
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