
今すぐには難しいかもしれませんが、気軽に外に出かけられるようになった時、身近な自然を利用した遊び道具を親子で作ってみてはいかがでしょうか。
今回は、簡単に作れる弓矢の作り方とその魅力について紹介します。
まず、弓の作り方です。
弓になる木の枝を探します。
曲げても簡単に折れない固さで、自分に合った大きさのものを選びます。
生えている時から、綺麗な弧の形になっているスギの枝がおすすめです。
その枝の両端に紐を結びつけます。
この時の張り具合で矢の飛び方が変わってきます。これで弓の完成です。
次は矢です。できるだけまっすぐで細い枝を探しましょう。
少しでも曲がっていたり、太い枝だと綺麗に飛びません。
これで完成。とても簡単ですよね。
もしかすると、もっと凝った遊び道具をイメージしていた人だと、物足りなく感じたかもしれません。
しかし、こんな簡単なものでも様々な魅力が隠れています。
一番は試行錯誤を楽しめるという魅力です。
完成しても初めは上手く飛ばないと思います。
そんな時、場面ごとで工夫が自然と生まれるのです。
矢が少ししか飛ばなければ紐の張りが弱いのかもしれません。
まっすぐに飛ばなければ、矢が曲がっているかもしれません。
もしくは、先端に石などの重石をつける必要があるかもしれません。
そんな、トライ&エラーを繰り返すことで、「遊び」が「学び」の場になるのです。
そして、楽しいだけではなく安全を意識する心を育みます。
もし、木にも突き刺さるような強力な弓矢ができたとしたら、それは遊び道具と言えるでしょうか。
大人になると、危ないと思うリスクがわかるために「やらない」という選択をしてしまいがちですが、リスクをどうやって減らすかを考えることが重要です。
人を傷つけないために、場所や向ける方向を心がければ解決できます。
また、矢の先端に布を巻くことで、とても安全な遊びになります。
この考えが遊ぶための「知恵」となります。
自然の中では、弓矢や草笛といった手軽にできるものから、ブランコや綱渡りなどのように大がかりなものまで、楽しみ方は多種多彩。
「なんでもできる」という気持ちを持ち、楽しくなるための手間を惜しまないことが大切です。
自由に外へ出られるようになった暁には、思い出として残る原始的な遊び道具を作りに、森へ出かけてみてはいかがでしょうか。
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