コース概要
ピーク時の総積雪量は3mオーバーの、白川村馬狩地区。
自然學校や近辺の山である馬狩荘司山や三方岩岳を望めるところまで行くコースです。
馬狩が一望できる展望台への歩道を辿り、その上の三角点があるピークを目指します。
広域図
拡大図
コース名 馬狩谷鉄塔尾根眺望コース
(まがりだにてっとうおねちょうぼうこーす)
コースタイム
※新雪時の参考タイム
自然學校から三角点までの上り約2.5時間
三角点から自然學校までの下り約1.5時間
歩く距離
約5km
高低差
約152m
コース紹介
自然學校ガイドとアクティビティで歩く時には、自然學校のすぐ東側にある雪の丘の上を歩きます。
馬狩谷(まがりだに)にできたスノーブリッジを渡り右岸にあがり、昔の峠越えの道と、鉄塔管理道に沿って馬狩展望台を目指します。
鉄塔管理道に取りつく前に、馬狩トンネルの上に立てます。
自然學校へ続く道路が見下ろせますが、雪を落とさないよう注意しましよう。
馬狩展望台から自然學校一帯が見渡せます。
屏風状に広がる三方岩岳から馬狩荘司山(まがりしょうじやま)の稜線の谷筋は、すべて白谷(しらたに)に集まります。
こうして眺めると、一本のほうきのようです。
ここから、三角点を目指して、さらに上の鉄塔へ登っていきます。
鉄塔に到着したらもうあとひと踏ん張りで三角点です。
この近辺が伐開してあり、雪が少ないと、切株や切られた木が積まれている所があり、深くはまることがあります。
また、急登が苦しくて横に逃げていると、直下は道路という場所もあり、雪を落としてもらっては困ったことになります。
夏の状態を知らない方や、自分で地図を見ながらルートを探せない方は単独で行くのはおすすめしません。
三角点到着。
夏は三角点標柱が見つかられますが、冬は雪に埋もれて見えません。
ここは西側が開けてます。
白山白川郷ホワイトロードから、鶴平新道がある尾根まで見渡せ、眺めが良くなります。
ピークは尖山ではなく、なだらかな地形になっています。
コナラやミズナラ中心の雑木林に時々五葉松やスギの木立が混じります。
三方岩岳から馬狩荘司を見渡しながら、ここでランチをするのもおすすめです。
ピークをやや南東に移動すると、木立の隙間から「鳩ヶ谷(はとがや)ダム」が見えます。
帰り道は登りの踏み跡をたどるのも良いですが、積雪や地形を見ながら直下に降りるのも、雪のトレッキングの醍醐味です。
通称「尻セード」で体を使い滑り降りる技を使えば、ショートカットで標高差は一揆に解消。
「あんなに一生けん命上ったのに~」と思いますが、それを上回る豪快で楽しい体験ができます。
冬はスノーシューで外に出かけよう!!
フォトギャラリー
三角点から西側の全景
過去にカシノナガキクイムシのせいで「ナラ枯れ」した木が目立ちますが、秋にはキノコがびっしりつきました。
木の間ごしですが、三方崩山(さんぽうくずれやま)も見える所があります。
この日、少し寄り道をして、三角点から東側を降りてみました。
荻町(おぎまち)の合掌家屋集落が見える場所を見つけました。
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