みんなで囲む食卓は楽しい
白川村に移り住んでから、森や川などで採れた自然の恵みを料理の食材としてとり入れる機会が増えました。一方で、山菜といえば「天ぷら」、川魚といえば「塩焼き」というように、食べ方がワンパターン化していることに気がつきました。そこで、昨年の春、自然學校の仲間と共に、素材の探求と活用を目的にアウトドア料理研究会を立ち上げました。
記念すべき第1回目のテーマは「山菜」。まずは森に出かけ、山菜摘みへ。タラの芽からコシアブラ、ヨモギなどを採取。さてどんな料理ができるのでしょうか、メンバーで話し合いました。そこで、各々が挑戦してみたい料理をつくってみることにしました。数時間後、完成した料理は次の通り。コシアブラを使ったキッシュ、ヨモギ白玉ぜんざい、タラの芽のゴマ味噌和え、原木しいたけとコシアブラのベーコン炒めなど。正直、どれもおいしくて、山菜に新たな価値を感じることができました。
コシアブラを使ったキッシュ
第2回目のテーマは「川魚」。ここでも6品できました。なかでも、「岩魚の朴葉包み焼き」は絶品でした。魚の内臓を取り除き、そこにバターと醤油を入れて朴葉で包み、周りにジャガイモやナスなどを添え、蒸し焼きにしました。朴葉の香りと岩魚、野菜、バター醤油が絶妙にマッチして、ある参加者からは「これは美味しすぎる!箸が止まらない!」と絶賛の声も。
絶品!岩魚の朴葉包み焼き
第3回目のテーマは「木の実」。家族ぐるみで付き合いのある仲間とともに森へ。3歳のわが子も木の実ひろいはお手のものです。ほんの1時間ほどの森歩きでクルミやクリをザルいっぱい集め、さらに、アケビやヤマボウシの実まで採集しました。クルミやクリは細かくしてパン生地に混ぜ、ダッチオーブンで焼き上げ、最後に蜂蜜をかけて完成です。クルミとクリの蜂蜜パン、アケビの肉詰め、デザートにヤマボウシの実を食べました。
森で拾ったクルミやクリ
とりあえず始めてみたアウトドア料理研究会でしたが、食材の新たな価値の発見があり、本当にやってよかったと感じています。また、青空の下、心地良い風を浴びながら、のんびり外で料理をして、みんなで食卓を囲む時間はやはり幸せだなとも思いました。
木の実を見つけたわが子
さぁ、雪どけと共に、ここ白川郷にも新緑と残雪の美しい風景が広がる5月がやってきました。春本番、皆さんもご家族やお友達を誘って、アウトドアクッキングなんていかがでしょうか?きっと有意義なひと時を味わうことでしょう。ただし、熱中症にはくれぐれもご注意くださいね!
自然學校でもアウトドアクッキングを実施しております。詳細はこちら
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コメント
本当にありがとうございました()viagra