ホテルが付いた自然学校
〜白山麓の山里で どなた様でも遊べて泊まれます〜

ご予約・お問い合わせはお気軽にどうぞ!

05769-6-1187

受付時間 9:00~18:00

「じっくり観察」のススメ

棟方 瑠美

オタマジャクシの手ってどう生えるか知っていますか?

『STAY HOME』で凝った料理に挑戦したり、普段手がつかないところの掃除や片付けをしたりと、この機会を有効活用している方が多く居るようですね。

時間があるこんな機会は、なにかに「じっくり」取り組むには持って来いですよね。

 

私の「じっくり」は、生きものを観察すること。幼少期から現在までずっと好きです。野外でもできますが、じっくり観察するには家で飼育観察もいいのではないでしょうか。

 

 

数年前、どうしてもオタマジャクシの手が“出てくる”ところが見たくてじっくり観察をしました。

 

オタマジャクシがカエルになることは一般的に知られていると思いますが、手と足、どちらが先に、そしてどのように出てくるかご存知でしょうか。

 

種類や環境によってスピードは様々ですが、先に足が生えてきて少しずつ成長していきます。次に手ですが、足とは異なり体の中で完成した手が作られます。そして出来上がった手は片方はエラとなっている穴から、もう片方は皮膚を突き破って出てくると知った時は本当に驚きました。

 

そして、知るとどうしてもこの目で見たくなりました。池で既に片手が出たオタマジャクシを数匹見つけ出し、ケースに入れて持ち帰りました。もう片方も間もなくなのか、皮膚の上から肘が出っ張っているのが分かりました。

オタマジャクシが手を出そうと尻尾を大きく動かし、足で水を蹴って腕を出そうともがき泳ぐ様子は、見ているこちらも手に汗握って応援していました。見逃してはならない!と集中していましたが、1匹目はちょっと目を離した隙に手が出てきており、次こそ絶対・・・!と、瞬きをしない勢いで注視すること2時間、一瞬の出来事でしたが無事に観察することができました。

 

ネット上には、オタマジャクシの手が生える瞬間を捉えた動画がたくさんあります。そういった動画は図鑑では分からない動きや身近にいない種を知ることができて、とても貴重だと思います。

 

しかし仮に『オタマジャクシの手が出る瞬間』という1分程度の動画があるとするならば、その様子はわかっても、私が感じた本当に手が無事出てくるのかわからない“ドキドキ”や、手に汗握る“ハラハラ”、見ることができた瞬間の“高揚感”は味わえないのだと思います。

 

 

私はオタマジャクシと会話をすることができないので、今何を考えているのか、この場所の居心地はどうなのか分かりません。だからこそ同じ場でじっくり観察して、オタマジャクシを知る事で、会話できない溝が少しだけ埋まるような気がしています。オタマジャクシにとって1回限りの“手が出る瞬間”に立ち会えたことは更に親近感が湧いたようで嬉しい事でした。人間と異なる生きものの事を知ると、その生命のパワーに驚き、知恵や懸命さは学ぶことばかり。私にとって生きものたちは、人生の先生のようにも感じています。観察を通じて感じることや学びは多くあると思います。

 

「じっくり観察」は時間がないとなかなか取り組む機会がないかもしれません。ですから、ぜひこの機会にやってみるのはいかがでしょうか。

 

ずっと飼育するまで気負わなくとも、家で少しの間だけの観察でもよいかもしれません。外出を控えなければいけない中、身近なアリでも、ダンゴムシでもどんな生き物でも良いと思います。

新たな発見や探求心に火がつくかもしれません。

 

ただし、一つだけお願いです。命ある生きものなので、その生きものが好む環境や食べ物・飼育方法を調べて、適切に観察してあげてくださいね。

 

 

 

この記事のシェアをお願いします!

コメント

May 2020
M T W T F S S
« Apr    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ブログ内検索

自然學校オリジナル商品
ページトップに戻る