三方崩山(さんぽうくずれやま)
三方崩山は、岐阜県大野郡白川村の平瀬という地区にある山で、白山国立公園内にあります。
標高は2059mで、山頂部付近から3方向に崩れていることが名前の由来とされています。
○広域図
赤丸の位置が三方崩山の山頂部
○ルート 三方崩山登山道
道の駅「飛騨白山」駐車場(登山口前の駐車スペースに止められなかった場合)⇔三方崩山登山口⇔四等三角点(1372.9m地点)
⇔1624m地点⇔1885.5m地点⇔三方崩山山頂・折り返し同ルートで下山
コース図(赤線は登山道)
○参考タイム
登り:4時間(4時間40分)、下り:3時間(3時間30分)、合計:7時間(8時間10分)。
※( )内の時間は、道の駅「飛騨白山」駐車場からのコースタイム。
○歩く距離 (往復の距離)
道の駅「飛騨白山」から登山口まで約800m、登山口から山頂まで約4.8km、往復計11.1㎞。
○標高差
道の駅「飛騨白山」からの標高差 1459m
標高差図
三方崩山へは道の駅「飛騨白山」の向かい側にある林道を利用し、登山口までアクセスできます。
登山口前の駐車スペースは狭く、そこまでの林道が荒れた砂利道になっていることから、登山口での駐車は注意が必要です。
また、雪解けの時期は倒木などで通行できないこともあります。
登山口の駐車場
林道からの登山口
登り始めはミズナラやトチノキなどの落葉広葉樹林帯に囲まれた急登が続き、標高1000m付近から少し緩やかな尾根に出ます。
このあたりから一面ブナの森が広がります。
その後、標高1372mの三角点を過ぎたあたりで再び急登が始まります。
標高1624mから樹林帯を抜け稜線に出ると目指す山頂部が見えてきます。
ここからは、岩場や、やせ尾根など危険な通過場所も出てきますので、慎重に歩きましょう。」
稜線からは眺めが良く、御母衣湖や高山方面の山々、天気が良ければ北アルプスを見ることもできます。
三方崩山は、登山道も比較的整備されていてわかりやすいですが、最初から最後まで登りごたえのある山で、危険個所もある為、中級者以上の方向けの山です。
(おすすめの時期)
やはり紅葉の頃でしょう。ブナ林の中のツタウルシやオオカメノキ紅葉、山頂に近づくにつれて低木のツツジの赤と常緑樹の緑のコントラスト、東方向に見える北アルプスの眺望はおすすめです。
冬季バックカントリーのコースとしても名前が知られてきています。
○フォトギャラリー
大窪からの雪の三方崩山
この記事のシェアをお願いします!
Tweet
コメント
三方崩山は行った事がありません。初心者ですから遠慮しておこうかな。道の駅の対面に林道があるとは
知りませんでした。
足立さん
コメントありがとうございます。
三方崩山は、初心者の方には厳しい山なので、ぜひ登ってください!とは言えませんが、林道の入口はぜひ探してみてください。「三方崩山登山道」の標柱が目印です。