自然學校のまわりもすっかり涼しくなりました。
窓を開けていると、秋の虫たちの賑やかな声が聞こえてきます。
馬狩地区で、一番耳にすることが多いのは、こちらの虫の声です。
「カンタン」という虫です。
ル・ル・ル・ル・ル・ル…と、やさしい声で鳴くこの虫は、「鳴く虫の女王」と呼ばれています。特徴的な声ですので、聞き分けるのも「かんたん」です(笑)。
ところで、現在の日本には「アオマツムシ」という中国から来た外来種が住んでいます。
この虫も鳴く虫の仲間ですが、大音量で他の虫たちの声をかき消してしまう、ちょっと困った虫です。
今、日本でこの虫がいない場所を探すのはとても難しくなってしまいましたが、実は白川村はそんな貴重な場所のひとつなんです。
昔から日本で奏でられてきた鳴く虫たちの調べを聞くことができる白川村。
村にお越しの際は、そっと窓を開けて鳴く虫のコンサートを楽しまれてはいかがでしょうか。
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