みなさんこんにちは!
そろそろ、自然學校にクワガタが飛んでくる季節になりました。
クワガタは毎年大人気ですが、この森の中で探し出すのは、実は少しだけ上級者向けなのでは…?と思っています。
今回はそんな自然學校の森で練習した、僕がクワガタ探すときのヒントを書いてみたいと思います!
まずは自然學校のクワガタをご紹介。
標高が高いので、アカアシやミヤマのような、寒い地域が得意なクワガタの数が多いですね。
最初に上級者向けかも?と書きましたが、原因はこの「寒さ」です。
クワガタの図鑑や本には、「クワガタの餌になる樹液を出す木を探しましょう」と書いてあることがありますが、この辺りは寒いので、樹液をたくさん出すコナラやクヌギの木が少ししかありません。
代わりに近い仲間のミズナラが生えていますが、この木は樹液の量がそれほど多くないので、出ていても気付きにくく、1~2週間でとまってしまったりします。
ということで、クワガタ探しにちょっと気合が必要なのですが、この後紹介する方法を試せば、見つけられるかもしれません。(自然學校以外でも使えますよ)
まずは正攻法。
鼻や耳をよーく使って、
①樹液の甘酸っぱい匂いや、
②樹液を探してウロウロしているスズメバチやチョウを見つけます。
時には昼間からクワガタが飛んでいることもあるので、よく見て着地した場所を探すと大抵樹液が出ています。
この2つで、ポイントが見つかることがほとんどなのですが、実は雨が少ない年は森の中がカラカラになってしまって、樹液がみんな枯れてしまうこともあります。
そんなときに使うのが、奥の手の3つ目。
③カミキリムシと、ガの幼虫の家を探します。
カミキリやガの中には、生きた木の中身を食べて子どもが育つ種類がいます。
健康な木では傷がついてもすぐに塞がりますし、入ってきた虫を殺してしまうことも多いようなのですが、虫たちが中で元気にしている木では、彼らが作った傷口から樹液が染み出していることがよくあります。
そこで、幼虫がミズナラを食べるシロスジカミキリの産卵したあとがついている木や、
ヤナギによく入り込むコウモリガの糞(矢印)がある木を見つけておくと、クワガタがやって来ることがあります。
カミキリムシの方は、産卵あとの形を覚えてよーく探すと見つかると思います。
コウモリガはコツがいりますが、湿った場所に生えた木によくあります。
(秋のアカアシ・ヒメオオ探しでは特に重要です。)
クワガタの生活にもいろいろな生物が関わっているんですね。
しかも、まだまだ関わっている生物がいるのは間違いなさそうで、クワガタ捕りも奥が深い。この夏も新たな発見が楽しみです!
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コメント
探してみたいとおもった
やっぱりアカシアの木が一番いいなぁ〜〜
すげー
この人天才!!!!!
アインシュタインより天才、この人!!!!!!!!!!!!