森に出かけられない方々のために、白川郷の森の今を、自然學校のガイドならではの切り口で、新型コロナウイルスの影響が収束するまで(仮) 毎日、お届け。
初回のテーマは「森の穴」。自然學校の森には、ついつい覗いてみたくなるような穴がたくさんあります。そんな穴たちをご紹介しましょう。
まずは、木にある穴。これらは樹洞と呼ばれます。
いろいろな形の穴があります。
樹洞は、キツツキが木に穴を開けたり、折れた枝の付け根が腐朽したところを動物が掘ったりすることでできます。
さて、ここで問題。
次の生きものの内、キツツキの仲間はどれでしょう。
アリスイ ・ アリクイ ・ アリヨシ
どれも舌に特徴があることで有名です。(笑)
・・・正解はアリスイです。
アリスイは木に穴を開けませんが、その長い舌に加え、木に穴を開ける能力を手に入れたキツツキの仲間たちは、木の中に隠れている虫を捕えることができます。
自然學校の森には、写真のオオアカゲラの他に、アオゲラ、アカゲラ、コゲラの4種類が棲んでいます。
キツツキたちは、子育てのための巣穴を毎年つくります。その結果、毎年、樹洞の空き家が供給されます。それをアテにしているのが、モモンガといった「モノを持たない」暮らしをしている生きものたち。
あなたは、セルフビルドのキツツキ派?それともサブスクを使いこなすモモンガ派?
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