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なめこ狩りのポイントと美味しい食べ方を教えるよ!

キッド

人生初のなめこ狩りは校長からのレクチャー付き!美味しい食べ方も教えてもらいました。

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こんにちは、トヨタ白川郷自然學校 広報のキッドです。

普段は自然學校のFacebookInstagramを更新していますが、その活動の中で沢山の自然に触れるので私もたまにブログを書こうと思います。

 

今年来たばかりの新人なのでここで学んだことや出会った自然の面白さを、いちアウトドア好きの目線で皆さんにお伝えしたいと思います。

 

さて、皆さんは秋の味覚といえば何を想像しますか?サンマ、栗、焼き芋、ぶどう、柿…。この季節は美味しいものがたくさんありますね。個人的にはサンマで頭がいっぱいです。しかし今年はせっかく山の中にいるのだからと「きのこ」に注目してみることにしました。食べられるきのこが職場に生えている状況ってなかなか珍しいですからね!

 

そしてタイミングのいいことに、學校長から「なめこがたくさん生えてる場所がある」と教えてもらいました。一緒に野生の(天然の)なめこ達を捕獲しに行ってもらえるみたいなので、さっそく今から行ってみましょう!

 

途中で教わったポイントを皆さんにお伝えしてゆきます。ちなみに時間の無い方は一番下にポイントだけまとめてあるのでそこだけチェックしてください。

 

10月下旬の現在、この職場のフィールドは紅葉を迎えています。ところどころ、真っ赤に色づいた木々がみられ、季節を感じさせてくれますね。

 

山道を歩いてゆくとミイラ化した感じのキノコ発見。なんだこりゃ。知ってる人はぜひ教えてください。個人的にはキノコが腐った奴に見えますけど。何のキノコなのかは全くわからん。

 

しばらくあるいていると、倒木がありました。これがなめこを探すときの第1ポイントなんだとか。天然のなめこは倒木(主にブナ)に生える。そう覚えておけばオーケー。

 

そしてもう少し歩いてゆくと…野生のなめこが現れた!ぐわーーーっと群生してる。これはちょっとビビる。

 

少し離れたところにもたっくさん生えていました。學校長が喜んでいます(笑)。

 

ちなみにこんな感じ。かなり立派に見える。「ザ・味噌汁に入ってるやつ」な色をしてますよね。これが自然に生えている姿を見たことがない方もいるのではないでしょうか。こんな感じで生えてるんですよ。

 

ちなみにこの写真で見て分かると思いますが、かーーなりぬめってます。ぬめっぬめです。売ってるやつよりもぬめぬめに見えるような気がする。いやー、これが本物かあ。

 

せっかくなので僕もやってみます。これはカメラ目線ですが手に感じるぬめぬめとした感触と戦っています。気持ちいいと気持ち悪いの狭間で戦っています(笑)。

 

ちなみに天然のなめこを採る時に使う道具はこれ。カッターナイフです。ナイフとか特殊な道具ではなくて持ち運びやすくて適当に使えるカッターナイフを使います。

 

そして第2ポイント。切るときは「汚れがつかないように&石づきよりもやや上めで」切る。落葉とかでなめこが汚れてしまうと洗ってもなかなか落ちず綺麗にするのが面倒らしい。石づきを残さないようにとるのは料理するときの片付けが面倒だから。

 

こんな感じのなめこたちをどんどん採っていきます。なんか少しずつかわいい感じに見えてきませんか?ちょっとまえに大流行したおさわり探偵なめこ栽培キットのキャラクターってかわいいじゃないですか。それも頷けるなあと思った瞬間です。

 

僕は一度にこれ以上たくさん食べたことがありません。というか、味噌汁に入っているあの量以上は食べたことがない。なのに學校長はもっと採ることを勧めてきます。僕は3本くらいでいいのに…。ここに来て新たな扉を開くような感覚です。

 

なめこを採ったら確認することがあります。それが第3ポイント。ひっくり返して虫食いを確認します。たまにこんな感じで食べられています。これは、土に還しましょう。

 

犯人はこいつなのかもしれません。きのこにくっついていました。

※→虫に詳しいスタッフによると正確にはキノコムシの類ではなく ”ハネカクシ”という虫の一種だそうです。この虫がきのこを食べるというより、きのこに寄ってきた虫を食べていたり卵を産みつけて孵った幼虫が食べた可能性があるとか。虫が嫌いな人は天然のきのこを採ったとき入念にチェックした方がいいですね。

 

美味しい(まだ若い)なめこはこんな感じでゼラチン質の膜がまだついていて、蓋みたいになってるんだって。確かに綺麗で美味しそう。これが第4ポイント。傘が開いてなくて、蓋がついているのを選ぶと覚えておこう。

※天然なめこ採集の醍醐味はこんなの関係なしに大きく分厚く育ったやつを食べることだという考えもあります。

 

そして古くなっていくとこんな感じで被膜がやぶれているらしい。これはまだ少し欠けているくらいですが、完全に膜がないやつも沢山ありました。

 

さて、数十分のなめこ狩りで持ち帰った分はこんな感じ。片手いっぱいくらいの量だけど個人的にはこんなに食べたことはないので多いくらい。食べ切れるのかはわからん。

 

そして第5ポイントはその食べ方。「刺身&わさび醤油」で食べるのが美味しいのだとか。なめこは味噌汁以外で食べたことがないから楽しみ。

 

なめこの刺身の作り方は たったの3ステップ。

 

1.  洗う →水で汚れを洗い流した後、塩水に10分つけて隠れている虫を追い出します

2. ゆでる →沸騰したお湯で好きな茹で加減にゆでる(僕は3分茹でました)

3. 盛る  →いい感じのお皿に盛ります

 

これだけで完成!そしてわさび醤油で食べれば完璧。

 

お皿に盛りつけた感じ。どどーんとなめこ!(きっと)天然ならではの ”ぬめり” が伝わるでしょうか。一つ一つのなめこが立派で食べごたえがありそうな気がします。

 

ついでになめこの味噌汁も作ったのでシェア。味噌汁に入っちゃうと大きいだけで特徴がよく分かんない。やっぱり天然で大粒のなめこを食べるなら刺身にした方が見た目的に分かりやすい。

 

ちなみに今日の夕飯はこれと白飯だけ。そのくらいこのなめこに集中してやろうって話ですよ。それでは頂きます!

 

わさび醤油に付けて…。味わいます…。

ん、けっこう歯ごたえがしっかりしてる。そしてコリコリしててぷりぷりしてて…。これまでのなめこの「ぬめっ」と飲み込むイメージとははっきり違う!というか、今までなめこをこんなに味わってみたことはないので ” 気づいた ” という感じかも。

 

そして味、…なんだけれども、表現が難しい。美味しいですよ。でも表現が難しい…。キノコの味がしっかりしました(笑)。なめこの味を的確に表現できる人は教えてください…。

 

~~~

今回は野生のなめこを捕獲して刺身にしたわけですが、初めてこんなになめこ中心のご飯を食べました。きのこに関しては特に好きなわけではないのですが、職場にマイタケ/タマゴタケ/ムキタケなど食べられるものが沢山生えるのでまたキノコ狩りをしてみようと思います。

 

もちろん、キノコは危険な種類もあるので必ず詳しい人と一緒に採りに行こう。皆さんもきのこを採りに行ったら「食べられるか迷ったら食べない」くらいの気持ちでお願いします。

 

~~~

さて最後に、天然なめこ狩りのポイントと美味しく食べる方法をまとめます。

 

<ポイント>

1:天然のなめこは倒木(主にブナ)に生える

2:切るときは「汚れがつかないように&石づきよりもやや上めで」

3:なめこを採ったら裏返して虫食いチェック

4:傘のうら側に ” 蓋 ” がついているものは若くて美味しい

5:天然なめこは刺身にしてわさび醤油!

 

<なめこの刺身 作り方>

1. 洗う  →水で汚れを洗い流した後、塩水に10分つけて隠れている虫を追い出します

2. ゆでる →沸騰したお湯で好きな茹で加減にゆでる(僕は3分茹でました)

3. 盛る    →いい感じのお皿に盛ります

色んなレシピはこちら

 

~~~

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コメント

  1. にょきっ より:

    ここまで大きななめこはスーパーでは見かけないので驚きでした!
    他にも美味しいキノコは見つかるのですか?

    • 山本 より:

      >にょきっさん
      ほんと大きくてりっぱですよね~!
      他に美味しいきのことしては「マイタケ」「ムキタケ」という種類のキノコが見つかる可能性があります。最近ではヤマブシタケというものをスタッフが見つけていて、それも美味しいきのこですよ!

  2. らい 中津川カヤック より:

    天然ナメコ 食中毒も出るので、
    しっかり加熱しないと怖いんですよね…
    でも、あの美味しさは我慢できないじゅる…

  3. きのこ大好きおばさん より:

    庭の枯れたシャラの木の根元になめこらしききのこがありました。
    ナメコではしょうか?

    • きのこ専門スタッフ より:

      形や大きさだけみると、結構似たような種類のきのこはたくさんいます。
      シャラの木から生えたのはまだ聞いたことがありませんが、ナメコだった場合は濡れていれば著しく粘液を出すので、少し水をかけて観察してみてください。

      森の中でなくとも、きのこは色々な場所に生えますよね。
      庭木の枯れたり、弱っている部分から小さなキノコがピョコっと出ている様子は可愛いです。

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